2021-03-17 第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
林木育種センターが実施している林木育種事業では、これまで、各地域で成長が優れたものを、精英樹と申しますけれども、精英樹として選抜し、これらを人工交配によりかけ合わせ、その中から更に優れた樹木の選抜を進めてきたところでございます。
林木育種センターが実施している林木育種事業では、これまで、各地域で成長が優れたものを、精英樹と申しますけれども、精英樹として選抜し、これらを人工交配によりかけ合わせ、その中から更に優れた樹木の選抜を進めてきたところでございます。
二〇〇八年には、環境省の認可を受けて野生種の人工交配を行い、その種子を自生地にまくという、今そういうところまで進んでいます。 このアツモリソウ再生会議というのは、環境省の補助金、それから富士見という自治体、そして企業の拠出金で運営されております。
北海道の中央農業試験場では、昭和四十五年から十五年かけまして、「ふじ」を母に「つがる」を父に人工交配というのをずっと重ねまして、HAC九号というのをつくり出しました。リンゴのエースが誕生したとみんな非常に期待を持っているわけなんで、今度このことについて、ちょっと余市の若い人たちと話し合いしてきたわけですけれども、やっぱり今大事なことは後継者ですよね、もうどこの農業に対しても。
それによりますと、福島信知氏なる農林技師が熊本県農業試験場におきまして昭和六年、大分三井百二十号を母とし、宝を父として人工交配を行い、爾後選抜固定をはかり、昭和十六年水稲農林十八号なる新品種をつくり上げたのであることが明らかになりました。同氏はこのほか農林十二号の育成にも成功いたしております。
これが生れたのは、御承知のように、昭和六年に大分三井という百二十号を母として、宝を父として、人工交配を行つてできたものであつて、昭和十六年に生れた品種なのでありますが、これが作付は九州各県はもちろん、山口、広島、徳島、愛媛、三重に広まつておりまして、昭和二十六年には十六万三千町歩となつて、全国一の品種となつております。こういう偉大な貢献をされた方が、また農林十二号というものも発見している。
従つて、この品種の改良につきましては、昭和十四年以来から研究を重ねておられるのでありまして、すでにこの完成までに至りますには、先ず人工交配の域から四代までの間は仙台の農地事務局の柿崎洋一氏がこれに当つておられる。更に五代以後は青森農業試験場長の田中稔氏が献身的な努力をされて、その結果今日その効果を発したというのであります。
しかしながらこの純系淘汰という方法ではなかなか品種改良も前途が伸びませんので、ここで行き詰まりを来しまして、その後府県の品種と道内の品種との人工交配によりまして新品種を育成しようという計画が行われました。これもいわゆる技術的の話で申訳ありませんが、短日処理という方法によりまして府県の品種を北海道に持つて参つて、早く穂を出させて、それと道内の品種とをかけ合すというような方法に成功したわけであります。
それで国家の事業といたしまして、農事試験場等において、地区的に優良品種を選出いたしまして、従来は純系分離或いは人工交配等をやつて来たのでありますが、今暫くその途が絶えておりますが、やはりこれも持続いたしておるのでありますが、各地区別に、農事試験場がその地区に適当なる品種を編み出しまして、選出いたしまして、これを各府県の試験場に試験的に栽培せしめ、そうしてこれを地方に普及する、こういう組織を採つておることを